東京暮らしと大阪暮らしどちらがいいか

皆さんこんにちは。

本日は、東京暮らしと大阪暮らし、どちらがいいかについて、両方に住んだことある私がメリット、デメリットについてお話していきたいと思います。

（記事の情報は2025年12月5日の情報です）

はじめに概論

私の住んだ地域遍歴

• 東京7年（大学～大学院～就職直後まで）
• 大阪20年以上（～高校生、転職～現在まで）

という感じです。

私の好み

私は東京と、大阪どちらが好みかと言われると・・・

大阪！

です。まぁ大阪出身というのもあるとは思いますが、それを差し引いても、

東京人多過ぎ！

ということがあまり好きでないからです。でも、

これが、横浜 vs 大阪だと横浜になってたかな？

という感じはあります。横浜は都会度も人が多過ぎない点も私の好みです。

いちおう大阪という都市の規模を言っておくと、

東京よりかは、神奈川・千葉・埼玉に近い感じ

です。

では本題に行きましょう！

東京

東京に住むメリット

年収が高い、仕事が多い

まずこれですかね。dodaの調査によると、

• 東京の平均年収は476万円
• 大阪の平均年収は411万円

だそうです。

関東圏に家族がいる、関西圏に縁が無い人は、

あえて、関西で就職するという選択肢は少ないかな？

と思います。もちろん、関西に住んでみたい！とかやりたい仕事が関西にしかない、といったケースは別です。

仕事の求人倍率についても、

• 東京都 1.72倍
• 大阪府1.20倍

（倍率が高いほど求職者に有利）と、

東京都の方が仕事が探しやすい

のはデータにもあります。

日本初上陸！などのサービスはだいたい東京から

海外発、日本発に関わらず、あるサービスが日本で開始される場合、

1号店は東京

に出店されます。

• スタバ1号店　銀座
• ドトール1号店　原宿
• マクドナルド1号店　銀座
• モスバーガー1号店　成増
• アップル1号店　銀座

すべて東京です。東京に居ると、もっとも新鮮なサービスを直接見に行くことができます。これは東京冥利と言えるでしょう。

東京は何でもある

東京と言えば、

東京に無いものは日本に無い

とは言い過ぎですが、それに近いものはあります。

先ほど挙げたサービスもですが、音楽などのフェスのような文化的イベントもだいたい東京で行われるようです。（あまりライブとか行かない私はその恩恵に預かることはなく、ようです、としています）

治安がいい

東京・大阪に両方住んだことがありますが、

東京の方が治安はいいと感じます

東京都で唯一、

ここ怖い・・・

と思ったのは

新宿歌舞伎町

だけです。新宿歌舞伎町は正直あまり出歩きたくないな・・・というのが街の雰囲気から感じました。

が、東京都で治安の悪さを感じたところは新宿歌舞伎町くらいで、

だいたい東京は安全

と感じました。

東京に住むデメリット

人多過ぎ

東京というと、池袋なんかを歩いていると

人が塊りになって歩いてくる

とでも言いましょうか、歩道が人を埋め尽くしていて、大変でした。

ただ単に大変だけならそれでいいのですが、それがずっと続くと

人疲れしてクタクタ

になるのです。これが東京に住んで嫌だったことでした。

大阪も梅田は人は多いですが、それ以外は比較的空いています。混雑は東京のデメリットです。

満員電車

東京は、

電車混み過ぎ

です。

山手線の内側はまず座れません

中央線快速と、総武線各駅停車が並走している区間で、

各停なら座れるじゃん？

と関西の人は思うじゃないですか。

東京っ子に、

各停だから座れると思うなよ

と言われたことが今でも耳に残っています（笑）

遠方通勤・通学をよく見る

これは個人の感覚にもより、一概には言えませんが、

関西だと電車で40分くらい郊外に出たな

という感覚になります。

人も減ってきて、マンションなども減ってきたなと感じます。

一方、

関東では1時間～1時間20分くらい経たないと郊外に出たという感覚がありません

関東は人口が多い分

都市がバカでかいため、移動するのにも時間がかかります

東京圏は長距離通学・通勤をよく見ます。長距離通勤・通学を強いられる人は少しかわいそうに感じます。

関西では1時間以上通勤・通学している人は東京ほど見ません。

大阪

大阪のメリット

大阪は2番目にメリットを享受できる

これをメリットとして挙げるのはおかしいかもしれませんが、日本初のサービスが東京に出店した後、

次は大阪

となります。

だいたい待っていると大阪にも来る

わけです。

2番じゃダメですか

東京に比べるとさすがに負けますが、

日本全体で見ると早いほう

となります。まぁメリットとして挙げられるかなと思います。

安い

まず家賃が違います。予算にもよりますが、東京は中心部だと

• 日当たりが悪く
• 狭く
• 駅から遠く
• 古い

物件しか借りれないことも多いです。

大阪では同じような物件がより安く、もしくは好条件で借りることができます。

食費も大阪の方が安い

です。感覚として、東京の1割減の値段で提供されていることが多いと感じました。

電車が空いてる

関西だと昼間電車に座れます。

京都方に通学していた友人は、朝ラッシュでもたまに座れることがあると話していたくらいです。

しかしさすがに、大阪方は朝は座れません。私も6年間大阪方に通学しましたが、朝座れたことは一度もありませんでした。

あくまで、昼間は東京よりは座りやすい、ということです。

ちなみに、

福岡から来た人は「大阪って電車座れないっすね～」

とぼやいていました。住んでいた場所が変わると見方も変わるということです。

電車のサービスが良い

東京圏の私鉄のように、

待っていれば乗客がわんさか乗ってくれる

状況とは違い、大阪ー京都間の鉄道は、

限られたパイを奪い合う

厳しい競争の中、独自のサービスを展開していき、それが凄いんです。

まず、

転換クロスシートは当たり前

です。JR、阪急、京阪いずれも新快速・特急はそうです。（最近は阪急・京阪共にロングシートのハズレ特急に当たることもありますが、原則クロスシートです）

次に各社見てみると、まずJRは

新快速（ほぼ特急）

という関西では超有名な速達型の快速を運行しています。新快速は、

最高速130km/hという爆走列車

で、停車駅は京都・高槻・新大阪・大阪と、

ほぼノンストップ

で、

大阪・京都間を僅か28分で結び

仕事に追われる関西人の重要な足を担っています。

これがどれだけ凄いのかというと、似たような区間で

• 阪急特急 大阪梅田ー桂　35分
• 京阪特急　淀屋橋ー七条　45分

と他社に圧倒的な差があり、速さだけみるとJRの一人勝ち状態で、

乗降客数もJRが圧倒的に多い

という結果になっています。

速さでは勝てない阪急・京阪ですが、阪急電車は

高級感あふれる阪急マルーン・木目調の内装・ふかふかな緑色のシート・プライベースという有料座席

とプレミアム路線で勝負しています。乗ってみれば分かりますよ。阪急に乗るとテンションが上がります！

一方速度ではJR、阪急に勝てない京阪は

高級感あふれる内外装・ダブルデッカー・プレミアムカーという有料座席

とこれまたプレミアム路線で挑んでいます。

これらのサービスは、有料座席サービス以外（Aシート・プライベース・プレミアムカー以外）

原則無料！

で乗れます。京阪のダブルデッカーは無料なんです！

まさに至れり尽くせり＋安い大阪京都間の鉄道事情です。

道路事情が良い

大阪は何でも2番手、東京が1番手です。

世の中には2番手が良いこともある

のも事実で、道路事情は特にそれが当てはまるな、と思います。

首都高、都心環状線が内回り外回りとどちらにも回れる構造で作った結果、

首都高のジャンクションがカオス

合流なども無理なものが散見されます。

そのため、

阪神高速は時計回りのみの一方向

とし、ジャンクションの構造を簡素化し、安全性を向上させています。

また、

都心環状線はカーブで先が見えない

ので、カーブ先の重体に気付かず追突する事故がたびたび起こっていますが、阪神高速はその反省を生かし、阪神高速ではカーブの内側に非常路側帯のように、内側をくりぬくことで、

阪神高速ではカーブの先が見通せる

構造とし、より安全です。

まぁ阪神高速も4車線5車線跨ぎをしなければいけないところもあるので、めちゃめちゃ走りやすいという道路ではありませんが・・・（笑）

一般道も大阪は独特です。大阪府では渋滞減少の施策として、

大通りを一方通行化

しています。御堂筋や四ツ橋筋を始めとした主要大通りを一方通行にし、

渋滞、事故を減少させる

ということに成功しています。（関西人の思考としては、環七、環八を一方通行にすれば、渋滞が大幅に減るんじゃないかと思っています余談）

実際に走っていても、

大阪府の渋滞は東京より少ない

と感じます。

また、梅田新道のように、都市内でも、立体交差、信号が無い無料道路があったり、環状2号線のように立体交差が多い環状道路があったり、

とにかく大阪の道路は東京の反省を生かして作った至れり尽くせりの道路

だと感じます。

京都・奈良の存在

なんでも2番手で東京には負けている大阪ですが、唯一勝っていることがあります。

それは、

お隣さんに、京都・奈良という一大観光地がある

ということです。

京都は、清水寺、金閣寺だけではありませんよ！

京都は、

古い寺や観光名所が至る所にあり

とても週末だけでは観光しきれない、全部見るには一生かかるくらい（？）の規模があります。

大阪人は気が向いたら京都にふらっと遊びに行ける

この気軽さは恵まれているな～としみじみと思います。

一方、

東京には古い観光地はありません

断言します。いや、

正確には古い観光地があった時代もあった

というのが正しいです。そう、

東京の古い観光地は全部空襲で焼けてしまった

のです。

増上寺も浅草寺も全部戦後の鉄筋コンクリートの建物

です。

古いものに目が肥えた関西人の私には、やはり趣というか物足りなさを感じます。

東京も京都より歴史が浅いとは言え、江戸時代から脈々と続いた街並みはさぞかし美しかっただろうと思います。空襲で焼けてしまったのは非常に残念です。

話を関西に戻します。

関西には京都だけではありません。関西には、

さらに奈良という隠れボスキャラ

もいます。

奈良は奈良で古い寺や観光地がわんさか

あります。さらに、

奈良は京都に比べ観光地化されきっていない穴場

です。ひなびた古都日本を感じさせる雰囲気が奈良にはあり、私は好きです。

大阪のデメリット

8割がたのものは大阪でも手に入る。でもそうでないものも。

大阪の人は、東京に行けば、何か目新しい商品・サービスに出会えるのでは？と思ったことがあることがあるかもしれません。

これは8割がた不正解

です。

別に東京に行っても、大阪で見るものと大差ないです

東京でしか手に入らず、大阪では手に入らない、ということはあまりありません。

しかし、

8割、といったのは2割は東京にしかないものもあります。

具体的には、私が眼鏡を探しに行った時でした。

眼鏡を探しに、いろいろな眼鏡屋さんを回っていた私は、和真眼鏡新宿総本店の存在を知ります。

和真眼鏡新宿総本店は、

ビル一棟まるまる眼鏡を展示している店舗

という超大規模の店舗です。こういった規模の眼鏡屋は東京ではいくつかあるようです。

ChatGPTなどでも調べましたが、

ビル一棟まるまる眼鏡屋というのは、大阪ではない

ようです。

眼鏡選びはとにかく数を見たいので、こういった店舗の存在はとても助かりました。（そこで今のお気に入りの眼鏡と出会う事ができました！）

こういう経験はレアですが、やはり、

東京の方が若干規模が勝ることもある

というのは事実のようです。

治安が悪い地域がある

大阪のミナミ

と言われる地域は治安が悪いところが多いです。

ホームレスのような身なりがボロボロの人が闊歩していたり

まぁあまり進んで行きたくはないかなと大阪府在住の私でも思います。

どことは言いませんが

私が高校生の時、とある地域に用事があって良く出かけていたのですが、その途中に、

明らかに貧困な町並みが続いており

通り抜けるのが怖かったのをよく覚えています。調べてみると

昔は有名なスラム街

だったそうです。それも納得のいく話です。

大阪に住もうという方には心配になる話ですが、一方の

キタと呼ばれる地域は治安は良い

です。まぁ昔は梅田の地下道なんかはホームレスのダンボールハウスがずらっと並んでいましたが、それも昔の話です。

大阪に住もうという方には、治安については、

気を付けなければいけないこともあるが、気にしすぎるほどでもない

くらいの感覚でいいと思います。治安を理由に大阪に住まない、というのは少し気にしすぎのように感じます。

大阪も一応法治国家の日本

です。

住む場所（大事）と、用事がある際に気を付ける場所さえ気を配れば

大丈夫です。

住む場所はじっくり調べてください。少なくとも内見はし、町の感じ・雰囲気はチェックしておいた方がいいです。

結論

私は、

大阪のほうが好み

です。

東京も人が少なければもっと住みよい街になる

とは思いますが、

人が多いからのスケールメリットもある

のも事実です。

がまぁ、大阪出身で大阪住まいが長いので、その分を差し引いていた考えて頂かなければいけない記事かもしれませんね（笑）

まぁ個人的に最強なのは最初に言った通り、横浜かな～？って気もします。

人の程よい多さ＋何かあれば東京に行ける便利さ

が横浜にはあります。

以上、大阪（横浜？）の勝ち

でした！