皆さんこんにちは!
本日は登山などで使うアウトドア用のヘッドランプにどの種類の電池が一番いいか、考察してみました。
それについてお話していきたいと思います。
(記事の情報は2025年12月16日の情報です。この記事は自腹レビューですが、アフィリエイトリンクを含みます。)
ヘッドランプに使う電池の種類について考察
まずヘッドランプというと、このような頭に付けられて、両手がフリーになるタイプの懐中電灯のことです。
私は普段持ち歩くリュックサックには必ずヘッドランプを入れるようにしています。ヘッドランプは、
必須の道具と言われると、必須ではないが、あるとなかなか便利
なガジェットです。スマホにもライトは付いていますが、スマホのライトは50ルーメン前後だそうです。専門のヘッドランプは明るさが300ルーメンあることから、やはりそれ専用のガジェットがあると便利です。
主な用途ですが、
- 夜に車の中で物を落とした
- 夜にリュックサックの中を捜索したい
- 夜道が暗いので照らしたい
等です。頻度としてはあまり多くないものの、あると便利です。
何といいますか、
現代では暗闇に遭遇することは少ないですが、暗闇はやはり脅威である
とは思います。明かりを点けずにケガをしたこともあり、また明かりが無いと作業ができないこともあるので、私は必ず持ち歩くようにしています。
私が使用しているのは上記の写真のモデルで、少し古いモデルです。ペツルのティカというモデルで、おそらく2017年に購入したものです。
ペツルのティカ2017年度のオススメ度ですが、
オススメ度は7.2点/10点です。8点/10点が手放しでオススメできる点数です。
なぜ、8.0点以下の点数かと申しますと、
新しいモデルがあり、そちらの方がオススメだから(当たり前)
です。そりゃそうですね。新しいモデルは私は使用したことが無いので、アフィリエイトリンクは載せませんが、ペツルというブランドの信頼度から言っても、良いモデルだと思いますよ。ちなみに、7.2点という点数ですが、この2017年モデル自体に私は大きな不満点があるわけではないです。あくまで新しいモデルがあるというだけの点数です。
ペツル ティカの使用可能な電池
私の使用しているペツルのティカは複数の種類の電池を使うことができるモデルです。使用可能な電池は、
- リチウムイオン電池(コア2)
- リチウム電池
- アルカリ電池
- ニッケル水素電池
- マンガン電池(あまり使わないし、そもそもマンガン電池は懐中電灯には不向きなので、その考察は省きます)
の5種類です。マンガン電池を除いて4種類の電池が使えるわけですが、どの電池を使えばいいか、ということについて考えてみましたので、それについてお話してきます。
1.リチウムイオン電池(コア2)
ペツルから、
コア2というリチウムイオン電池
が発売されており、ティカに装着することができます。
結論から言いますと、私のように普段使いする人には
リチウムイオン電池(コア2)が一番オススメ
です。
それは当たり前ですが、
継ぎ足し充電ができて、常に満充電の状態を保てるから
です。というか、
私自身、この記事の考察を考えるまで、この当たり前の事実に気付きませんでした(笑)
今までは、時々ヘッドランプから電池を取り出し、テスターにかけて残量が何%残っているか確認し、50%以下になったら交換していたのですが、なぜこの当たり前の事実に気付かなかったのか・・・(笑)
残量50%だと、強モードで1時間しか持たない計算になるので、非常時に備えられていないな・・・となんとなくモヤモヤしていたのですが、これで備えられますね(キリッ笑)
ブログを執筆していてよかった・・・(笑)今度アマゾンでポチリます。
ちなみにコア2と、2がついているのは、それに対しコア(1)というモデルがあるからです。コア2がtype-c端子、コア1がマイクロB端子なので、コア2の方がオススメです。
このコア2というリチウムイオン電池(23g)ですが、重量の点でも、アルカリ電池(単4×3で33g)を使用するよりオススメです。
2.リチウム電池
次にリチウム電池についてお話していきます。
リチウム電池は、リチウムイオン電池とは別のものです。リチウム電池は充電不可能な一次電池で、
- 電力が多い機器に使うとアルカリ電池より長持ちする
- 軽い(単4アルカリ電池:11g 単4リチウム電池:7.6g)
- 低温・高温に強い
- 液漏れしにくい
- 長期間保管できる(アルカリ電池:5~10年 リチウム電池 15~25年)
と、リチウム電池は、
アルカリ電池より高性能
な点が多いです。
まず、リチウム電池は、
高負荷に強い
です。アルカリ電池は、高負荷に比較的弱く、高負荷な用途にはリチウム電池の方が向いています。
この高負荷という用途にヘッドランプが相当するのかと言われると、
強モードだと、高負荷に相当する
ようです。つまりヘッドランプの強モードだと、アルカリ電池よりリチウム電池の方が長持ちするということです。
そんなリチウム電池ですが、デメリットもあります。それは、
初期電圧が高く、リチウム電池対応機器以外に使用すると故障する可能性がある
点です。取説などでリチウム電池を使えるかどうか、調べてから使いましょう。
ちなみに、ペツルのティカは新しいモデルだと、リチウム電池に対応しています。他にも登山用ブランドのヘッドランプだと対応しているケースもあります。
もう一点、リチウム電池は、
価格が高い
というデメリットがあります。Amazonでエネジャイザーの単4が1本あたり、約280円。同じくAmazonでエボルタの単4が1本あたり68円なので、4倍近く高いです。
高くて高性能なリチウム電池
ですが、一番得意な分野があります。それは、
厳冬期の使用(冬山登山等)
です。リチウムイオン電池だと、0℃以下で容量が50%程度に落ち込みますが、リチウム電池は厳冬期に強いです。冬山登山等にはリチウム電池を使いましょう。
もう一点、
軽い(リチウム電池=リチウムイオン電池>アルカリ電池)
というメリットもあります。重量はリチウムイオン電池と同じくらい、アルカリ電池の70%ほどです。登山にはありがたいメリットですね。
ちなみに、この考察を書く前は、リチウムイオン電池ではなく、このリチウム電池を推そうと思っていました。
3.アルカリ電池
もっとも一般的に普及しているアルカリ電池ですが、ヘッドランプ用途には、リチウム電池・リチウムイオン電池に劣ります。
まず重い
です。先ほども述べましたが、単4、3本相当の場合、
- リチウム電池:7.6×3=22.8g
- リチウムイオン電池 23g
- アルカリ電池:11×3=33g
と10g近く重いです。1gでも軽量化したい登山用途なら、リチウム電池、リチウムイオン電池のほうがオススメです。
もう一点、これも先ほど述べましたが、高負荷(ヘッドランプの強モード等)だと、リチウム電池ほど持たないという点が挙げられます。
この点においても、リチウム電池、リチウムイオン電池の方がオススメです。
アルカリ電池は、入手性が高いため、
電池が切れた出先で調達する用
程度に考えておくといいと思います。
4.ニッケル水素電池
エネループに代表される、ニッケル水素電池電池ですが、これはあまりオススメできません。
というのも、
エネルギー容量が少なく、リチウムイオン電池の6割程度しかない
というデメリットがあるからです。
実際には高負荷に強い、弱いがあるため、稼働時間が6割ちょうどにはならないですが、
緊急用等を考えると、ニッケル水素電池では心もとない
です。そのため、リチウムイオン電池をオススメします。
ただし、コスト面ではスタンダードモデルのエネループ、単4、1本で430円ほどで優れています。
電池比較表
最後におおまかな比較表を掲載しておきます。
| 最低使用温度 | 最高使用温度 | |
| アルカリ電池 | 5℃ | 45℃ |
| リチウム電池 | -40℃ | 60℃ |
| リチウムイオン電池 | -20℃ | 40℃ |
| ニッケル水素電池 | -5℃ | 50℃ |
| 重量 | 3本の重量 | |
| アルカリ電池 | 11g | 33g |
| リチウム電池 | 7.6g | 22.8g |
| リチウムイオン電池 | X | 23g |
| ニッケル水素電池 | 11~13g | 33~39g |
| 保管可能年数 | ||
| アルカリ電池 | 5~10年 | |
| リチウム電池 | 15~25年 | |
| リチウムイオン電池 | X | |
| ニッケル水素電池 | X | |
| 3本のエネルギー容量(参考) | 備考 | |
| アルカリ電池 | 5.66Wh | 高負荷時は目減りする |
| リチウム電池 | 5.4~6.3Wh | |
| リチウムイオン電池 | 4.5Wh | |
| ニッケル水素電池 | 2.7~2.9Wh | |
ヘッドランプに使う電池の種類について考察
以上、ヘッドランプ用の電池について考察してみました。
先に述べましたように、
普段使いなら、
- 継ぎ足し充電ができ
- エネルギー容量も多めの
リチウムイオン電池(コア2)がオススメ
です。
他は、
- リチウム電池が厳冬期用
- アルカリ電池が出先で電池が切れた時用
- ニッケル水素はオススメしないがコスパはいい
でした。
私も早速、
リチウムイオン電池のコア2をポチろう
と思います(笑)
以上、ヘッドランプに使う電池の種類について考察でした!













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